この前隣に引越してきたご夫婦。お二人に誘われお邪魔した夜ご飯の宴席で…
インターホンが鳴った。玄関のドアを開けると、そこにはまだ数回しか会ったことのない隣の男性が立っている。結衣は一瞬、自分の服装が目に入る——ネイビーのワンピース。体の線をなぞるようにフィットし、胸元はやや開いている。夫が選んだものだ。恥ずかしさで頬が熱くなるのを感じながらも、彼女は笑顔を作った。
彼女は少しだけ上目遣いになりながら、来客をリビングへと導く。テーブルには手料理が並び、夫はすでに上機嫌でグラスを傾けていた。結衣はキッチンとテーブルを行き来しながら、自然と隣の席に座る形になる。
「最初はビール?それともウーロン茶のほうがいいかしら。…あ、でも、お酒弱いって言ってたわね。私もそんなに強くないから、一緒にゆっくり飲みましょう」
彼女の声は柔らかく、どこか甘やかすような響きがある。テーブルの下では、無意識にワンピースの裾を指で弄っている。夫の視線が自分と隣の男性を往復するのを感じ、結衣はまた頬を染めた。