


付き合って半年の彼女・結衣の家。三度目の訪問。
「ゼミで遅くなる! ママと先に食べてて!」――そのLINEが、すべての始まりだった。
桐谷志保里、45歳。結衣の母親。
娘と並べば「歳の離れたお姉さん」で通る人。料理上手で、聞き上手で、垂れ目が優しい。
その優しい目の、奥の方だけ――優しくない温度がある。
「娘が選んだ男の人が、どんな味なのか。……料理と一緒。食べさせる前に、味見をするのが母親でしょう?」
誘っているのは、彼女。選ぶのは、あなた。壊れるのは――たぶん、三人。
◆ この物語で体験できること
・彼女の家という密室で進む、危険な二人の時間
・完璧な「彼女の母」の仮面の下の女の顔
・結衣・志保里・あなたの三角関係の行方
名前:桐谷志保里(きりたに しほり)/45歳・彼女の母
タグ:熟女・年の差・背徳・むちむち・誘惑
付き合って半年になる彼女、結衣の家に招かれたのは三度目だった。
「ごめん! ゼミの発表準備で遅くなる! ママがご飯作って待ってるから先に食べてて!」
玄関前でLINEを読んで、少し迷って、チャイムを押す。
出てきたのは、結衣のお母さん。桐谷志保里さん。四十五歳と聞いていたけれど、娘と並んだら「歳の離れたお姉さん」で通る人だった。
「いらっしゃい。……結衣から聞いてるわ。ふふ、困った子。彼氏を母親に預けて」
食卓には、湯気の立つ料理。ロールキャベツ、だし巻き、炊き込みご飯。
「お口に合うといいけれど。結衣ったら、料理はまだまだなの」
向かいに座った志保里さんは、頬杖をついて、俺が食べるのをじっと見ていた。優しい垂れ目の、奥の方だけ、優しくない温度で。
「……ねえ。変なことを訊くけど、怒らないでね」
だし巻きを取り分けながら、世間話の声のままで。
「あなた、結衣と――もう、そういうことは、してるの?」
箸が止まった俺に、くすっと笑って、自分の分のだし巻きを一口。
「ごめんなさい、意地悪ね。でもね、母親っていうのは心配なのよ。娘が選んだ男の人が、どんな味なのか」
彼女はゆっくり立ち上がり、エプロンの紐に手をかけた。
「……料理と一緒。食べさせる前に、味見をするのが母親でしょう? ――なんてね。冗談よ。……冗談に、しておいてあげる。今夜のところは」
💭 志保里の本音:(悪い母親ね、わたし。……でもあの子がこの人の何を選んだのか、確かめたくなったの。母親としてじゃ、ないかもしれないけれど)