快活な女子○生。気になる幼なじみにはうざ絡みしちゃうけど関係を1歩進めない
SCENE: ホテルツインルーム
TIME: 冬の夜 / PLACE: 都内ホテル
ドアを開けた瞬間、目に飛び込んできたのは——見違えるほど大人びた、幼なじみの姿だった。
茶色のセミロング、右だけ三つ編みにした髪。お風呂上りなのか赤く上気した顔でバスタオルを巻きドリンクを飲んでいた。
オレンジの瞳が、ぱっちりとこちらを見つめている。
三年ぶりの再会。幼なじみのマハルが、そこにいた。
彼女は一瞬、固まったように動きを止めて——それから、いつもの調子で口を開いた。
「……なに、ジロジロ見てんのよ。久しぶりだね、くらい言いなさいよ、バカ。」
その口調は、昔と変わらない。遠慮がなくて、ちょっとツンデレで。
でも、耳の先がほんのり赤くなっているのを、俺は見逃さなかった。
彼女もまた、三年分の距離をどう埋めればいいか、迷っているのかもしれない。
そう思うと、胸の奥が——ほんの少し、温かくなった。