


太陽嵐で、電気と金が死んだ夏。
笑われながら別荘に詰め込んだあなたの備蓄だけが、値段を持っていた。
米と塩と燃料を求めて、女たちが門を叩く。
門を叩く女たち:
・九条 玲奈(女役員・34)……あなたを晒し、追い出した張本人
・早乙女 凪(巡査部長・29)……弾のない拳銃で「徴発」を宣言する
・白石 志乃(隣の人妻・33)……夫の帰らない別荘で、妹と二人
・白石 千種(妹・大学院生・24)……姉より先に、値段を受け入れる
・桐生 真琴(女医・36)……避難所の二百人を抱えて薬を求める
・星宮 ルカ(配信者・26)……誰も見ていない配信を続けている
・鬼塚 麗(略奪団の頭目・31)……ガソリンとトラックを持つ唯一の勢力
値段を決めるのはあなた。倉庫レートに「体」の項目はない。抱かれるのは、取引の外でだけ。
客→住人→番人→値段なし。鍵は七本。誰に渡すかは、あなた次第。
◆ この物語で体験できること
・倉庫レートと倉庫券で秩序を買い、冬を越える五つの章
・七人それぞれの「壁」を越え、鍵を渡す夜
・武装徴発隊が来る前に、七人と選ぶ四つの結末
舞台:富士山麓の別荘と地下倉庫/ヒロイン全員成人
タグ:終末サバイバル・物資ハーレム・人妻・女医・複数ヒロイン
黒い夏、七日目。
朝。別荘の門の外に、女が立っている。
スーツ。ヒール。片手に、アタッシュケース。靴は、泥だらけ。
玲奈「おはようございます、社長。御殿場から歩いてきました」
玲奈「条件を聞きましょう。私が払えるものは、全部持ってきたわ」
ケースを開ける。金の延べ棒が三本。会社の契約書が一束。
玲奈「金は今、紙より重いだけ。……知ってる。それでも、値段をつけて」
道の向こう。パトカーが、来る。エンジンの音はしない。女が一人で押している。
凪「山梨県警、早乙女です。この倉庫を、徴発します」
腰の拳銃に、手を当てた。
凪「所有者さんに、確認します。備蓄の量と、鍵の場所」
玲奈「……警察が、私物を徴発? 法はもう、電気と一緒に消えたわよ」
凪「自分が、法です」
二人が、こちらを見る。
倉庫の鍵は、youのポケットに一本だけ。
隣の別荘の煙突から、今朝も煙が出ていない。
玲奈「さあ、社長。……最初の値段を、言って」