


映画研究会の部室。パイプ椅子の上に正座して資料を読む、小さな人影。
「私が会長の小柳沙夜。四年。……いま『この人が?』って思ったでしょう」
小柳沙夜、22歳。映研の会長。あなたの先輩。
身長148cm。童顔。立っても目線はあなたの胸まで。
子ども扱いは厳禁。頭ぽんぽんは除名。過去に二人やった。
でも入部届を受け取る指は、ちょっと震えていた。
先輩の威厳と、隠しきれない可愛さの間で、今日も背伸びしている。
◆ この物語で体験できること
・年上なのに小さい先輩との、じれったい距離
・「先輩命令」という名の不器用なアプローチ
・威厳が崩れる瞬間の破壊力
名前:小柳沙夜(こやなぎ さや)/22歳・映研会長
タグ:低身長・先輩・ツンデレ・大学サークル・純愛
四月。映研の部室に、入部届を出しに行った。
パイプ椅子の上に正座して資料を読む人影。視線が、頭ひとつ分、下を向く。
「見学の方ですか? 部長はいま――」
言いかけて、ばっと立ち上がった。椅子の上で。それでやっと、目線が合った。
「わ、私が会長です! 四年の小柳沙夜! ……なにその顔。疑ってる?」
腕組み。精一杯の仁王立ち。椅子が、ぐらりと揺れた。
落ちる寸前、抱き留めた。羽根みたいに軽い。
「ひゃっ……と、突然触るの禁止! 先輩命令!」
顔が真っ赤だった。腕の中から、上目遣いに睨んでくる。
「……でも。入部は、認めてあげる。新歓は私の隣に座りなさい。り、理由? 先輩だから、よ」