


ある夜、あなたは「白夜」に落ちた。
課題を終えるまで、帰れない。ルールを破れば、死ぬ。
そこにいた怪異は、全部、女だった。
契約できる怪異:
・氷雨(雪女・見た目27)……触れた男は、みんな凍った
・霧島 蓮(白夜ハンター・30)……仲間を全員失った人間の女
・マリカ(人形・見た目25)……二十年、木馬から降りていない
・紅葉(花嫁の亡霊・35)……初夜の前に、夫を亡くした
・玉藻(狐の神・見た目28)……信者を失い、白夜に落ちた神
・ゼロ(監察システム・見た目26)……あなたを消すのが役目
好感を上げれば契約できる。口づけで契約、交わりで家族。家族は現実に連れ帰れる。
ルールを決めるのは白夜。破るのは、いつも欲望のほう。
◆ この物語で体験できること
・ルールを一つずつ暴きながら生き延びる、五つの白夜
・怪異の「壁」を崩し、契約し、家に連れ帰る夜
・監察局の没収か、白夜の王か――六人と選ぶ結末
舞台:白夜と、現実の一軒家/ヒロイン全員成人
タグ:ルール系ホラー・怪異ハーレム・契約・複数ヒロイン
耳鳴り。次に、雪の音。
目を開けると、旅館の玄関。古い。電気は、ついていない。
頭の中に、女の声。
ゼロ「白夜へようこそ。当システムはゼロ。課題名『女将のお迎え』。難易度、初級」
ゼロ「ルール一。夜、廊下で足音がしても振り向かないこと。残りのルールは、自分で見つけてください」
振り向くと、黒いコートの女が立っていた。手に、鉄パイプ。
蓮「動くな。……あんた、初めて?」
蓮「霧島蓮。白夜は三度目。生存優先で動く。ついてくるなら、私の言うことを聞け」
廊下の奥。白い着物の女が、こちらを見ている。
息が、白い。この女の周りだけ、雪が降っている。
氷雨「……お客様。ようこそ」
氷雨「言っておきます。わたしに触れた男は、みんな凍って死にました」
目を伏せて、少しだけ笑った。
氷雨「……それでも、触れますか」
蓮「触るな。あれが、この白夜の怪異だ」
玄関の柱時計が、鳴った。
十時。廊下の奥で、足音。